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寝癖に愛嬌を。

今まで自分が触れてきたものをのんびり書いてます。

2019.09.22 01:09

明るい夜

陽気な空気、夏の夜かわるがわる風を探して恋を知った夏の夜途切れぬよう言葉を紡いで半透明な幸せを揺らいだ心に愛を映して大好きな映画のハッピーエンドにあなたとの恋を重ねては柔らかな音に包まれたあと何千回繰り返そう退屈なヒューマンドラマみたいに有耶無耶にしてしまう想いはいつか忘れてしま...

2019.09.16 14:15

世田谷梅まつり

3月。小田急線沿いに長年、生活していながらも降り立つことのなかった梅ヶ丘駅。「梅まつりが行われています」とテレビでレポーターが言っていたのをたまたま見て早速、休みの日に行った。

2019.09.15 12:31

生まれた季節を好きだと言うこと

彼女は夏が好きだと言った。生に満ちた青い緑。命の声を届ける蝉。 力を失う変わり目。移りゆく季節の中、一瞬、一瞬を彼女は愛した。 生まれた季節を好きだということ。生物としてこんなに幸せに思えることはあるか。そして自分はそんな彼女をとても愛おしく思う。

2019.08.08 11:28

遠い夏の幸せのステップ

駅のホーム1番線から2番線へ孫と出かけるお婆ちゃん。こっち!こっち!と手を引く。動きは軽やかで満面の笑み。孫にはまだわからない喜び。 電車は二人をどこまで運ぶのだろう。おもりを忘れた人は美しい。遠い夏の幸せのステップ

2019.06.27 03:13

あんたへ

その大きな頭、重たいだろうに。青白いあんたを僕はずっと眺めるよ。今年の梅雨は長いって主役のあんたは晴れの日も雨の日も笑いもせずただそこに立ち続ける湿った空気に身を包み明日も雨だと信じ込むやわな心を見透かして過ぎる日々にうつつを抜かすその大きな頭、重いだろうに。青黒いあんたを僕はず...

2019.06.17 03:55

一昨日

幸せは共有できないと言い続けている。そう信じている。自分で手繰り寄せるものだから。手繰り寄せて包む。掴むものではない、とそう信じている。

2019.06.11 02:34

表情。

「あなたの何でもない顔が好き」と言われた。気の抜けた顔、無表情。どんな表情をしていたのか覚えていない。たしかに自分はきめ顔もくしゃっとした笑顔も出来ない。下手くそだ。何でもない顔。悪くないのかな。

2019.03.26 09:18

夜の珈琲

夜に淹れる珈琲はわくわくする。今日が少し長くなるようなまだあの人と電話していられるようなそんな気がする。ぬるいキッチンでひとりであの人を想いながら。

2019.03.14 01:02

夕日

濃いオレンジが発光している。ぷりっと丸くて揺れている。愛しいシンボル。哀愁を誘う。卵の黄身が照らした空は どこか寂しくて静かだ。世界の終わりはこんな感じで綺麗なのだろうか、なんて小さな期待をする。黄身が沈んでいく。深い深い眠りの底で明日を想う。

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